医療保育・病棟保育
全ての子どもが子ども時代を謳歌できる社会を。
「笑いあう保育を医療に」
事業紹介
医療を要する子どもと家族に対して行われる保育士による保育(養護と教育)と支援です。
医療を要する子どもとその家族を対象として、子どもを医療の主体として捉え、専門的な保育支援を通して、本人と家族の笑顔に繋がる環境の向上を行っています。
入院している子どもの食事補助・着替えの手伝い・遊びや勉強のサポート等、子どもの入院生活のサポート・心のケアだけではなく、その子が最大限できる遊びや触れ合いを通して、子どもらしい生活環境を保証します。
基本理念
医療を必要とする子どもが「笑顔で過ごせる時間がもてること」
子どもらしく「楽しかったと思えるような経験ができること」
子どもとその家族に寄り添い、子どもが子どもらしく生きる環境をサポートします。
活動内容
1.お子様へのサポート
治療、手術、検査などが中心の生活の中で、子ども達にとって遊びは唯一、嫌なことを忘れて気分転換できる大切な時間です。遊ぶことで、入院生活と日常生活との違いを少なくしたり、ストレスを発散することができます。
・折り紙などを始めとした制作
・絵本の読み聞かせ
・年齢に合わせたおもちゃや、カードゲーム、ボードゲームを使った遊び
・行事の企画と実施
・それに対する子どもたちの参加や企画のための話し合いの仲介
・子どもの悩み事相談
発達支援
保育士は健康な子どもの発達を知っているので、入院中の子ども達の発達と比較した見方ができます。
今、どんな支援が必要か、看護師と相談しながら遊びや生活の中に発達支援を取り入れていきます。
2.ご家族の方へのサポート
ご家族にとって、育児相談や入院中の心配事を気軽に話せる存在として、サポートを行います。
プレイルームで子ども達を遊ばせながら、世間話を交わす保育士には「ちょっと聞いてみよう」という気持ちになってくださるようです。
医療面での心配ごとは、看護師に相談できるようにパイプ役にもなります。
・Dr.の病状説明時や休憩をしてもらうための預かりを行います。
・同胞支援
・面会ができない時のサポート
・話し相手になることなどで、親のストレスの軽減
・育児に対しての相談
・親と子の気持ちを繋ぐパイプ役
・同じ病気などで悩みを抱えた親同士を看護師さんと協力して繋ぎます。
3.看護師の方へのサポート
看護師が看護に専念できるように保育の部分をしっかりと受け持つことと看護に役立ててもらえるよう、保育士の立場から得た情報をきちんと伝えることが大事だと考えております。
保育士は医療の分野に立ち入れない分、「保育の何でも屋さん」として、子ども達とご家族に、心くばりができる存在とし、病院側と連携をとり看護師へのサポートを行います。
・情報共有を密に行います
・検査時の寝かしつけをサポートします
・治療などで崩れた生活リズム が整うよう調整します
・子どもが積極的に薬を飲めたり、治療に臨めるように精神的に支える役割
・新入看護師さんに対して「子どもへの接し方」についての研修を行います